あつまれ どうぶつの森をクリアした話

タイトルにも記載した通り、この度Switch版どうぶつの森をクリアいたしました。

 

この表題を見た あつまれ どうぶつの森(以下、あつ森)プレイヤーの方は

「何をもってクリアとしているのか?」

「きちんと黒幕のたぬきちは始末したのか?」

「そのあと裏ボスのしずえの討伐クエストは終わらせたのか?」

などの疑問が出てくることでしょう。

 

そこでまずは、当記事内におけるあつ森クリアの定義から説明していきます。

今回のクリアの定義は、「ゲーム内における環境発展度を示す『島の評価』の値を、最高値である星5にする」というものです。

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ゲームに触れたことがない人向けに説明すると、あつ森は主人公が無人島移住プランに参加し、手付かずの島にほっぽりだされる所からスタートします。当初は人知れぬ無人島だった島が、主人公の活動により次第に有名な観光名所になるまでが物語の主軸です。この有名度というものがゲーム内における島の評価の高さにあたります。

ゲーム半ばまでは星1評価が基本であり、星3評価でスタッフロールが流れます。スタッフロール後に解禁される要素も多いことから、実質星3まではチュートリアルで、そこからいかに自分なりの評価の高い島作りを行うかが当ゲームの肝と言えるでしょう。

 

なおあつ森の発売日は2020年3月20日であり、1年半かければ上記クリア条件を達成することは別段難しくありません。

私の場合はつい最近まであつ森のデータをSwitchから消しておりました。そしてデータ0の状態から再び遊びはじめたのが2021年10月16日。当記事投稿の当日である2021年11月20日に評価星5を達成したので、およそ1ヵ月と4日でクリア達成しております。

Switchの時間設定を弄っての時間スキップ等も使用していないので、プレイ期間は正真正銘の1月。タイムアタックなどというにはまさしくスローライフ的ではありますが、まぁまぁ早く達成できたので、今回の記事ではクリアまでの道程を記していきたいと思います。

 

◆しずえへの復讐について

それではまず今回作成した島のテーマについて説明しようと思いますが、その前に島の評価の上げ方に触れる必要があります。

島の評価値を上げる方法を端的にいうと、「一定の自然(花・木)があること」と「一定の開拓要素(店舗等の開設・街灯など家具類の配置)が満たされていること」の2点です。

さて、星5を目指すにあたり厄介なのがこの要素。というのも、もし初見プレイヤーが作りたい島のイメージのまま自由に島作りを行ったとして、自ずと評価星5にいくことは基本ないと言えるほどに要求値が高い。

今でこそインターネットで検索すればどのような計算式で島の評価が行われているか調べられますが、それがわからない発売当初は皆頭を抱えていました。広大な花畑など作りたくないのに自然要素を満たすために作成を強いられた、ひたすら家具の配置を求められ完成後にはモノをいたずらに置きまくったゴミ屋敷のような島になった……等々。

「自分の脳内の理想の島を作ったのに、ゲーム的には未熟な島扱いされる」という感覚は、多くのプレイヤーにとって気持ちいいプレイ体験かは怪しいところ。

かくいう私も初見プレイ時にはなかなか星5、それどころか星4にも届かず、評価を伝えてくれるしずえに対し「俺の島の何がいけないんだ」「しょせん人間様が作る美しい島の魅力はケダモノにはわかるまいか」とドス黒い怨嗟の声が漏れ出たものです。

 

以上を踏まえての今回の島作りの目標は、「ゲーム的には評価が高いとされるが、世界観的に生活するにはあまりに魅力のない島を作る」というもの。1個あたりの評価値獲得量が多い家具のみをひたすら配置し、星5達成時に住民が逃げ出すような利便性0・生活感0の島を作成します。全ては評価を下すしずえ及び動物へのあてつけのために。

私の性格は歪んでいません。歪んでいるのは獣たちの魅力というものへの価値観です。

 

◆使用する家具について

さて、今回使用する家具ですが、それは「ストーンアーチ」でした(過去形)。

アップデートで家具の選択肢が増えた現在は古い情報かもしれませんが、何を隠そうこの家具、1個あたりの評価値が最大の家具の1つ。(2021年11月現在は不明)

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もちろん1個配置あたりの評価値が同じものは何個かありますが、この家具をチョイスした理由は入手材料が一番安定入手可能なこと。他の家具は作成素材に季節限定アイテムが求められる、作成レシピの入手がランダム……などの欠点があり、レシピの確定入手が可能かつ素材が石という常設素材でまかなえるストーンアーチは理想的なアイテムです。もっとも、1個作成あたり石を90個求められるため、コストは軽いとは言い難い……というか普通に重いです。その欠点については後述。

 

私の島について詳細は省きますが、端的にいうと「ストーンアーチ(もしくは評価値が同等の家具)を40個設置すれば星5」という状態です。

休憩できるベンチも、休日を過ごす公園も、夜道を照らす街灯もない。ただストーンアーチだけが40個連なる島。そのような島が魅力的かどうかは人間の私にはわかりかねますが、住民がそれを魅力的と捉えるのであれば提供しないわけにはいきません。

どうしたしずえ。これがお前たち住民が望んだ島だぞ。目を背けるなしずえ。聞いているのか。

 

という経緯のもと、私の星5評価の島作りはいかにストーンアーチ用の石90個を調達するかにかかっていたわけですが、2021年11月4日に事件は起きました。

あつまれ どうぶつの森、Ver.2.0およびDLCの配信です。

アプデの内容はともかく、なにより重要なのが新家具の「鳥居」が実装されたこと。当家具は評価値はストーンアーチと同等ですが、これまでの家具と一線を画すのは素材の調達が必要のない店売り家具であること。

つまりどういうことかというと、それまではストーンアーチ1個作成のたびに石90個を集める必要があったのに対し、鳥居については1個入手さえしてしまえば通販(入手済家具の再発注要素)で金さえあれば大量入手が可能になりました。

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それまでのようにせっせと石集めをする必要がなくなり、40個調達へのコストが実質0に。このことを知った当所の私は、どうぶつの森をプレイしてる人間にあるまじき醜悪な笑みを浮かべていたことでしょう。

 

◆復讐の果てに

そうして本日2021年11月20日、ついに島の評価星5を達成いたしました。

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私の島には現在鳥居40個しか配置物はありませんが、それでも島の評価は星5です。誰が何と言おうとも。かくして1年半前の初見プレイ時にしずえに煮え湯を飲まされた件の復讐を達成したわけですが、図らずして「復讐した後には何も残らない」を体現してしまったような気がします。

でも復讐は気持ちいいから仕方ないですね。当ブログを読んでくださった皆様が復讐を目的にどうぶつの森を遊ぶような人間に堕ちないことを祈っております。

 

※余談

設備発展要素のポイント稼ぎのために橋を10個連続させたわけですが、マップから見たときのシルエットが河口から電磁砲を撃ちそうな雰囲気をしていてお気に入りです。(マップ右下参照)

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参考画像

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以下実際の様子

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【ネタバレ含】バイオハザード8で感情が限界になった話

年を経るごとに所謂「泣ける展開」への耐性が下がっている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

どうも皆様ごきげんよう、涙腺の耐久値が10代の半分あるか怪しい石臼です。

 

私は最近バイオハザードVILLAGE(以下バイオハザード8)で感情が限界になりました。どのくらい限界かというと、限界になりすぎてわざわざブログを開設するくらいには限界になりました。

今回はバイオハザード8の主人公、イーサン・ウィンターズが辿った軌跡と、その描写についてクソデカ感情のままにネタバレ全開で書いていきたいと思います。

ネタバレを避けたい人は閲覧をお止めください。

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